山口県・長生炭鉱跡

山口県宇部の周防灘に位置する、このあたりは宇部炭田と言われ、
海岸線に沿って浅い地層に存在する。
浅い海底を掘り進むことになり、水没事故が多数発生したようだ。

上の画像は海底を掘り進んでいるため、
海面に残る排気、排水等のためのビーヤ。

付近には、開発から取り残された、炭鉱関連の跡地と思われる土地が広がる、


建物も残ってない荒れ地の西の方に唯一住んでいると思われる住宅と、
すぐ横には慰霊碑が建つ。すぐ横にはJR宇部線が走る。
石碑には、水没事故で183人が犠牲になり、
今もそのままになっている事が書かれている。

最近になって犠牲者の遺骨を拾う試みが何度がされたようであるが、
坑道の中の透明度が悪いのと、崩れる恐れがあり捗っていないとのこと。

住宅跡も少しは残っている、

石垣などなど

ボタ山もどき?

東方向から海岸沿い車道を走ると通行止めになる、さらに奥。

舗装の終点部分には、今後このあたりが開発される事が提示されている。
今にこれら風景も昔の物になるのであろう。


2003.9.19