信和 SH903FN 修理

信和通信機製800M帯携帯MCAで、
3台手に入れたが、これがまたすべて同じ症状で故障している。
症状は、受信音声に大きなハム音がのり通話できる状態に無い。
送信音声にもハム音がのる。
このハム音は音声系全般に乗っているようである。

まずROMを外し、底面の見てそのもののネジ2本をゆるめる
筐体裏のネジ4本を外すだけで簡単に分解できる。
無線部はこちらなので、こちらの回路を追ってみると早々。

  

シンクロで見ると大きな波形が・・・
早々原因らしき判明、トーンIC「MN6520」の基板に
原因があることがすぐに判明した。
各電界コンデンサに並列に電界コンデンサをかまして
すぐに原因となるコンデンサが判明した。

  

電界コンデンサと言っても表面実装でタイプで小型のため
半田を外すのは面倒なタイプ。パターンをめくらない程度に強引に外す。
規格は「100uF」の6.3v耐圧で、
全く同じコンデンサも手には入るが、このタイプは
部品の下側を半田付けしているので、この基板の場合半田付けが出来ない。
取り付けスペースには余裕があるので、
在庫のある適当な「100uF」の電界コンデンサを利用した。

  

かなり強引であるが、この様に付けた。
今回は在庫のコンデンサを使用したが、もっと小型なコンデンサも数多く出てるので、
配置には苦労は無い。

簡単であるがこれで修理完了である。


2002.8.4