アイコム IC2320を修理

車に積んでいたが、ある日突然電源が入らなくなった。

もともと、本体がかなり熱くなるのは気になっていたが、
とうとうつぶれたかっていう感じ。
早速取り外し、分解・・・
焦げ臭い・・

  

見事に焼けこげてました。蓋にまですすが付くほど。
焼けてしまったのは5Vの電源部
取りあえず、基板を外すが裏側の基板と半田付けでつながっている、
ここの半田付けを外して基板を外す。

VCOブロック横のポイントの半田付けが外しにくい、
スルーホールになっているので注意が必要
(両面間のスルーホールなので失敗しても修正は可能)
シャーシはアルミダイキャスト、ここも焦げてる。


焼けている部品を取り外す

焼けたのは抵抗の様で、
周辺のコンデンサもその影響で焼けている。
基板のパターンの焼損状況も確認する

抵抗とコンデンサを交換
あと、抵抗が焼ける原因となったであろう
電源レギュレータIC「TA7805S」も交換しておく。

裏側のパターンの焼けの方が被害が大きい。


表の部品を取り外すために外してしまった
チップコンデンサを新た取り付ける。

発熱原因となってたと思われる
電源レギュレータICの足に発振防止の意味で
チップコンデンサを取り付けることにした。

裏側の基板パターンの切れている部分を
ジャンパー線でつなぐ。

組み上げ開始
放熱部分にシリコングリスをぬりぬり

裏側の基板との接続点の半田付けをする
(基板をネジ止めしてから付ける。)

修理完了!!


2002.8.4